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ロープ Rope 繊維または鋼線をよりあわせて強度を高めたもので、 鋼線をつかったものは、ワイヤロープとか、鋼索とよばれる。
繊維のロープには木綿・麻・ジュート・亜麻・マニラ麻・サイザル麻など天然繊維や、
ナイロン・ポリエステル・ガラス繊維などの合成繊維からつくったものがある。
日本では太いロープを綱、細いものを縄とよんだ。まず繊維をあつめて左よりをかけ、
これを数本ないし数十本あつめて右よりをかけて子縄をつくり、さらによりあわせてロープにする。
ブドウのつるや動物の皮でつくったロープは、紀元前5000年ごろからあったと推定される。
初めはロープを手でよりあわせていたが、前3500年ごろには、 エジプト人はパピルスの繊維と革ひもからロープをつくるのに、専用の道具をつかっていた。
前2800年ごろからアジアでつかわれていた麻は、ヨーロッパでは前200年ごろから利用されはじめた。
麻は、19世紀にフィリピンから輸入されたマニラ麻にとってかわられるまで、
ロープの材料として長期間ひろく使用され、とくに大航海時代には帆船になくてはならない道具であった。
麻やマニラ麻の利点は耐久力、抗張力、耐湿性にすぐれていることである。 1950年代になると、合成繊維がマニラ麻にかわって主要なロープの材料となった。
ロープ製造の工程を自動化した機械は19世紀半ばに開発された。 この方法では、繊維をひっかけるフックをつけたトラベラーが、
レール上をゆっくり移動しながら繊維や素線をよりあわせる。 最初のトラベラーが繊維をよりあわせて素線をつくり、2番目のトラベラーが素線をよりあわせてロープをつくる。
鋼索の歴史は、天然繊維よりはるかに新しいが、ナポリの国立博物館には、 紀元前に製造された長さ45mの青銅製ワイヤロープが保存されている。
これは、直径0.7mmの針金を19本よって子縄にして、その子縄3本をよりあわせたものである。
しかし、14世紀半ばにダイスというあつい鋼に孔(あな)をあける道具が発明されるまで、
鋼索は量産されることはなかった。工業的にワイヤロープが生産されるようになったのは、
1830年のイギリスが最初で、日本では1897年のことである。
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